幕末は、どの人物の側に立つかで見え方がまったく変わる時代です。
同じ江戸城無血開城でも、進めた勝海舟から見るのと、抗戦を主張して斬られた小栗忠順から見るのとでは、まるで別の出来事になります。
このページは、幕末を生きた21人への入口です。
立場ごとに分けてあるので、気になる人物から読み進めてください。
小栗忠順とその一族
このサイトの主題です。生涯そのものと、そこから分かれる問いを個別にまとめています。
勘定奉行・外国奉行を務め、横須賀に造船所を作った幕臣。生涯の全体像はここから。
取り調べもないまま斬られた経緯と、挙げられた2つの理由。
「忠順」「上野介」「又一」「豊後守」はどう使い分けるのか。
妻の道子、母のくに、養女の鉞子。残された家族のその後。
造船所・株式会社・ホテル。手がけた仕事を並べて見る。
「幕府の命運に限りがあるとも」。言葉を出典つきで。
現存する写真と肖像。いつ、どこで撮られたのか。
吉良上野介・小栗旬・小栗忠政との混同を解く。
同じ幕臣たち
小栗忠順とともに幕府を支えた人々です。同じ側にいながら、選んだ道は分かれました。
江戸城無血開城を進めた幕臣。抗戦を説いた小栗とは対照的な道を選んだ。
その二人がなぜ対立したのか。主張の違いを並べる。
同じ私塾で学んだ盟友。のち外交官・ジャーナリストになった。
咸臨丸の測量方を務めた幕臣・数学者。
小栗家に仕えたのち三井の大番頭へ。遺族を生涯支えた商人。
漂流からアメリカへ渡り、通訳になった人物。2028年大河の主人公。
幕府を動かした人々
小栗忠順を登用し、あるいは幕政の方向を決めた人々です。
江戸幕府最後の将軍。大政奉還を行い、小栗忠順を罷免した。
大老として開国に踏み切り、桜田門外の変で倒れた。
幕府側で京都の治安にあたった集団。隊士たちの役割。
倒幕側と、その先の明治
小栗忠順を斬った側と、同じ幕臣から明治へ渡った人物です。
薩摩の中心人物。江戸城無血開城の当事者。
土佐の志士。幕末を人物からたどる入口として。
幕臣から実業界へ。小栗と同じ場所から出発して正反対の結末に至った。
海の向こうから来た人
幕府の近代化は、外国人技師の手を借りて進みました。
横須賀製鉄所の建設を指揮したフランス人技師。
なぜ「立場」で分けているのか
明治政府が作られたあと、歴史は勝った側の視点で語られてきました。
小栗忠順が「逆賊」とされて長く語られなかったのは、その典型です。
大隈重信は後年、明治政府の近代化政策は小栗忠順の模倣にすぎない、という趣旨のことを述べています。同じ人物が、時代によって逆賊にも先駆者にもなるということです。
そのため当サイトでは、人物を「どちら側にいたか」で並べたうえで、その人自身の言い分をたどれるようにしています。
※イラストと会話は、このサイトの案内役として人物の姿を借りたものです。実際の発言ではありません。
勝海舟
おれとあんたじゃ、同じ日の出来事でも言うことがまるで違うぜ。
小栗忠順
違ってよい。城を明け渡した者と、抗戦を説いた者だ。どちらか一方だけを読んで幕末を分かった気になるほうが危うい。両の言い分が並んでおれば、読む側が選べる。
もっと読むには
人物ではなく出来事から追いたい場合は、幕末そのものの流れをまとめたページがあります。
評伝や入門書から入りたい場合は、書籍のページにまとめました。
2027年の大河ドラマで誰がどの人物を演じるかは、キャスト一覧で確認できます。