幕末を舞台にした大河ドラマは、17作あります。

第1作『花の生涯』(1963年)からして幕末で、大河ドラマは幕末から始まったシリーズです。
そして2027年・2028年は、2年続けて幕末が舞台になります。

幕末が舞台の大河ドラマ一覧(17作)

放送年 タイトル 主人公 主演 脚本 話数
1963 花の生涯 井伊直弼 尾上松緑 北条誠 39
1967 三姉妹 永井家 三姉妹(むら・るい・雪) 岡田茉莉子/藤村志保/栗原小巻 鈴木尚之 52
1968 竜馬がゆく 坂本龍馬 北大路欣也 水木洋子 52
1974 勝海舟 勝海舟 渡哲也→松方弘樹 倉本聰/中沢昭二 52
1977 花神 大村益次郎 中村梅之助 大野靖子 52
1980 獅子の時代 平沼銑次/苅谷嘉顕 菅原文太/加藤剛 山田太一 51
1990 翔ぶが如く 西郷隆盛/大久保利通 西田敏行/鹿賀丈史 小山内美江子 48
1998 徳川慶喜 徳川慶喜 本木雅弘 田向正健 49
2004 新選組! 近藤勇 香取慎吾 三谷幸喜(作) 49
2008 篤姫 天璋院(篤姫) 宮﨑あおい 田渕久美子 50
2010 龍馬伝 坂本龍馬 福山雅治 福田靖(作) 48
2013 八重の桜 新島八重 綾瀬はるか 山本むつみ/吉澤智子/三浦有為子 50
2015 花燃ゆ 杉文 井上真央 大島里美/宮村優子/金子ありさ/小松江里子 50
2018 西郷どん 西郷隆盛 鈴木亮平 中園ミホ 47
2021 青天を衝け 渋沢栄一 吉沢亮 大森美香 41
2027 逆賊の幕臣 小栗忠順 松坂桃李 安達奈緒子 未定
2028 ジョン万 ジョン万次郎 山﨑賢人 藤本有紀 未定

どちら側から幕末を描いたか

幕末は、倒幕側と幕府側のどちらに立つかで見え方が変わります。
主人公がどちらの側の人物だったかで整理すると、次のようになります。

放送年 タイトル 立ち位置 中身
1963 花の生涯 幕府側 大老・井伊直弼を主人公にした第1作
1967 三姉妹 架空の人物 旗本の三姉妹から見た幕末
1968 竜馬がゆく 志士・倒幕側 司馬遼太郎の同名小説が原作
1974 勝海舟 幕府側 江戸城無血開城を進めた幕臣
1977 花神 倒幕側 長州の軍略家・大村益次郎
1980 獅子の時代 架空の人物 会津藩士と薩摩藩士、敵味方の二人を主人公にした
1990 翔ぶが如く 倒幕側 西郷隆盛と大久保利通の二人が主人公
1998 徳川慶喜 幕府側 最後の将軍を正面から描いた
2004 新選組! 幕府側 三谷幸喜の脚本。近藤勇が主人公
2008 篤姫 幕府側(大奥) 薩摩から徳川家へ嫁いだ天璋院
2010 龍馬伝 志士・倒幕側 岩崎弥太郎の視点を通して龍馬を描いた
2013 八重の桜 会津=幕府側 会津戦争を戦った新島八重
2015 花燃ゆ 倒幕側 吉田松陰の妹・杉文が主人公
2018 西郷どん 倒幕側 薩摩の西郷隆盛
2021 青天を衝け 幕臣から明治へ 渋沢栄一。幕臣を経て実業界へ進んだ
2027 逆賊の幕臣 幕府側 小栗忠順。抗戦を主張して斬られた幕臣
2028 ジョン万 どちらでもない 漂流からアメリカへ渡った中濱万次郎

この分類は当サイトの整理で、史料上の区分ではありません。実際にはどちらとも言い切れない人物も含まれます。

放送済みの15作のうち、幕府側から描いた作品は6作です。
坂本龍馬・西郷隆盛・吉田松陰といった倒幕側の人物が主人公になることが多く、幕府の中枢にいた役人を主人公に据えた作品は多くありません。

※イラストと会話は、このサイトの案内役として人物の姿を借りたものです。実際の発言ではありません。

小栗忠順

小栗忠順

放送済みの十五作のうち、幕府の側から描かれたのは六作だ。しかもその多くは、城を明け渡した側か、大奥か、会津だ。

勝海舟

勝海舟

勘定方の役人が主役ってのは、たしかに聞かねえな。金と算盤の話は絵になりにくいのさ。

小栗忠順

小栗忠順

その絵になりにくい仕事の跡が、いまも横須賀に残っておる。

主な作品

青天を衝け(2021年)

主演は吉沢亮さん、主人公は渋沢栄一。脚本は大森美香、全41回です。
渋沢栄一。幕臣を経て実業界へ進んだ。立ち位置としては幕臣から明治へにあたります。

八重の桜(2013年)

主演は綾瀬はるかさん、主人公は新島八重。脚本は山本むつみ/吉澤智子/三浦有為子、全50回です。
会津戦争を戦った新島八重。立ち位置としては会津=幕府側にあたります。

篤姫(2008年)

主演は宮﨑あおいさん、主人公は天璋院(篤姫)。脚本は田渕久美子、全50回です。
薩摩から徳川家へ嫁いだ天璋院。立ち位置としては幕府側(大奥)にあたります。

花燃ゆ(2015年)

主演は井上真央さん、主人公は杉文。脚本は大島里美/宮村優子/金子ありさ/小松江里子、全50回です。
吉田松陰の妹・杉文が主人公。立ち位置としては倒幕側にあたります。

龍馬伝(2010年)

主演は福山雅治さん、主人公は坂本龍馬。脚本は福田靖(作)、全48回です。
岩崎弥太郎の視点を通して龍馬を描いた。立ち位置としては志士・倒幕側にあたります。

西郷どん(2018年)

主演は鈴木亮平さん、主人公は西郷隆盛。脚本は中園ミホ、全47回です。
薩摩の西郷隆盛。立ち位置としては倒幕側にあたります。

花の生涯(1963年)

主演は尾上松緑さん、主人公は井伊直弼。脚本は北条誠、全39回です。
大老・井伊直弼を主人公にした第1作。立ち位置としては幕府側にあたります。

2027年・2028年は2年続けて幕末

  • 2027年『逆賊の幕臣』 — 松坂桃李さん主演。主人公は幕臣の小栗忠順。脚本は安達奈緒子
  • 2028年『ジョン万』 — 山﨑賢人さん主演。主人公はジョン万次郎。脚本は藤本有紀

『逆賊の幕臣』は、幕府の中枢にいた役人を主人公に据えた数少ない作品です。
明治政府に「逆賊」とされた人物を正面から描くという点で、これまでの幕末大河とは立ち位置が違います。

→ 2027年の大河ドラマは「逆賊の幕臣」|内容と見どころ

幕末大河を見るには

過去の幕末作品はNHKオンデマンドで見られるものがあります。
ただし配信の有無は作品ごとに違い、古い作品ほど残っていないことがあります。

→ NHKオンデマンドの料金と大河ドラマの見方を解説

幕末以外も含めた全作品は、歴代一覧にまとめています。

→ 歴代大河ドラマ一覧|第1作から最新作まで全作品

よくある質問

幕末の大河ドラマは何作ありますか

放送予定を含めて17作です。放送済みは15作になります。

幕末大河で最初の作品は何ですか

1963年の『花の生涯』です。主人公は井伊直弼、主演は尾上松緑でした。

渋沢栄一が主人公の作品はどれですか

2021年の『青天を衝け』です。主演は吉沢亮さんです。

会津から見た幕末を描いた作品はありますか

2013年の『八重の桜』です。主人公は新島八重で、主演は綾瀬はるかさんでした。


作品・主演・脚本・話数はNHKの各作品発表をもとにまとめました(2026年8月24日確認)。

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