2028年の大河ドラマは『ジョン万』(ジョンまん)です。

主演は山﨑賢人さん、主人公はジョン万次郎(中濱万次郎)。
制作が発表されたのは2026年4月9日でした。

大河ドラマの第67作にあたり、時代設定は幕末から明治。
前作は2027年の『逆賊の幕臣』です。

2028年の大河ドラマの基本情報

項目 内容
タイトル ジョン万(ジョンまん)
放送予定 2028年1月〜12月
放送枠 NHK総合 日曜20時00分〜20時45分
主演 山﨑賢人
主人公 ジョン万次郎(中濱万次郎)
脚本 藤本有紀
原作 オリジナル作品
時代設定 江戸時代末(幕末)〜明治
作品番号 第67作
前作 逆賊の幕臣(2027年)
制作統括・演出 未定

制作発表は2026年4月9日です。
このとき明らかになったのは主演と脚本だけで、制作統括・演出・共演者・タイトルロゴ・初回放送日は、まだ発表されていません。

ジョン万次郎とはどんな人か

主人公のジョン万次郎は、実在の人物です。本名は中濱万次郎(なかはま まんじろう)。

土佐の貧しい漁師の家に生まれ、寺子屋に通う余裕もなく読み書きもほとんどできなかった少年が、
14歳で漂流してアメリカで暮らし、帰国後は幕府の直参旗本にまでなった——という経歴の持ち主です。

日本で唯一まともに英語を話せる人間として帰ってきた、と言ってよい存在でした。

ジョン万次郎の生涯を年表で

年 出来事
1827年(文政10年) 土佐国幡多郡中ノ浜村(現・高知県土佐清水市中浜)に生まれる
1841年(天保12年) 14歳。足摺岬沖で遭難し鳥島に漂着。143日を生き延び、米捕鯨船ジョン・ハウランド号に救助される
1843年 マサチューセッツ州ニューベッドフォードに到着。船長の故郷フェアヘーブンで暮らす
1844年(弘化元年) バートレット・アカデミーで英語・数学・測量・航海術・造船を学び、首席になる
1846年 捕鯨船フランクリン号に乗り込む
1849年 ゴールドラッシュのサンフランシスコへ。金鉱で働いて帰国資金を作る
1851年(嘉永4年) 琉球へ上陸。薩摩藩・長崎奉行所・土佐藩で長期間の取り調べを受ける
1852年(嘉永5年) 漂流から11年目に帰郷し、母と再会。土佐藩の士分に取り立てられる
1853年(嘉永6年) 幕府に召し出され直参旗本に。故郷の地名から「中濱」の苗字を授かる
1860年(万延元年) 咸臨丸に乗って渡米。遣米使節の通訳として働く
1869年(明治2年) 開成学校(現・東京大学)の英語教授に任命される
1898年(明治31年) 71歳で死去

生涯のうち11年が、海の上とアメリカでした。

漂流した1841年から帰郷した1852年まで、日本にいなかったことになります。

→ ジョン万次郎とは|漂流から通訳になるまで

『ジョン万』の見どころ

放送はまだ先で、公式に発表されている情報も多くありません。
そのうえで、いまわかっている材料から見どころになりそうな点を挙げます。

主人公の人生そのものが規格外

大河ドラマの主人公は、武将・大名・幕臣・偉人が中心です。
漁師の子が漂流して外国で育つという経歴は、歴代の主人公と毛色が違います。

しかも身分が動きます。
漁師 → 漂流民 → アメリカの学生 → 捕鯨船員 → 金鉱夫 → 土佐藩士 → 幕府の直参旗本 → 大学教授。
一人の人生でこれだけ立場が変わる主人公は、大河では珍しい形です。

山﨑賢人さんは大河初出演・初主演

主演の山﨑賢人さんは1994年9月7日生まれ、東京都板橋区の出身です。
2010年に『熱海の捜査官』で俳優デビューし、2015年の連続テレビ小説『まれ』でNHKの朝ドラに初出演。
同年の『デスノート』でブレイクし、第39回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞しています。

大河ドラマには、これまで出演がありません。
つまり『ジョン万』は、大河初出演がそのまま初主演になります。

脚本は『平清盛』の藤本有紀さん

脚本の藤本有紀さんは1967年生まれ、兵庫県出身の脚本家です。

  • 2007年 — 連続テレビ小説『ちりとてちん』
  • 2012年 — 大河ドラマ『平清盛』
  • 2016年 — 『ちかえもん』で第34回向田邦子賞(時代劇の脚本としては同賞初)
  • 2021年度後期 — 連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』。芸術選奨文部科学大臣賞を受賞

大河は『平清盛』に続いて2作目です。
『ちりとてちん』『平清盛』はどちらも、長い伏線を最後に回収する作りで熱心な視聴者を生んだ一方、途中から入りにくいと評された作品でもありました。

土佐清水市の10年越しの誘致

万次郎の出身地である高知県土佐清水市は、2013年から10年以上にわたって大河ドラマ誘致の署名活動を続けてきました。

制作発表を受けて、市役所は「ジョン万推進室」を設置。
2027年のジョン万次郎生誕200年と合わせてキャンペーンを展開し、新たな特産品の開発や誘客を狙ったまちづくりを考える、と発表しています。

高知県庁には、生誕200年と大河ドラマ放送決定を知らせる横断幕が掲げられました。

2027年『逆賊の幕臣』とのつながり

2027年と2028年は、2年続けて幕末が舞台になります。

そして2作の主人公は、実際に接点のある人物です。

逆賊の幕臣(2027年) ジョン万(2028年)
主人公 小栗忠順 ジョン万次郎(中濱万次郎)
主演 松坂桃李 山﨑賢人
脚本 安達奈緒子 藤本有紀
時代 幕末 幕末〜明治
立場 幕府の勘定奉行 漂流民から幕府の直参旗本へ

1860年(万延元年)の遣米使節に、二人とも加わっています。

小栗忠順は正使一行としてアメリカ軍艦ポーハタン号に、ジョン万次郎は随伴した咸臨丸に乗りました。
同じ船ではありませんが、同じ使節の一員として、同じ年に太平洋を渡っています。

※イラストと会話は、このサイトの案内役として人物の姿を借りたものです。実際の発言ではありません。

小栗忠順

小栗忠順

万次郎どのとわしは、同じ使節の一員として同じ年に海を渡った。ただし乗った船は違う。わしはポーハタン号、万次郎どのは随伴の咸臨丸だ。わしを描く作の次の年にこの作が来るから、続けて見れば、同じ渡航が二人の側から二度描かれることになる。

つまり2027年と2028年の大河は、同じ出来事を別の人物の側から2度描くという並びになります。
2027年を見てから2028年を見ると、遣米使節の場面が二重に見えてくるはずです。

→ 2027年の大河ドラマは「逆賊の幕臣」|内容と見どころ

→ 咸臨丸と万延元年遣米使節|小栗忠順が見たアメリカ

まだ発表されていないこと

2026年8月時点で未発表なのは、次のものです。

  • 初回放送日と全話数
  • 共演キャスト(万次郎以外の登場人物)
  • 制作統括・演出
  • 音楽・主題歌・語り
  • タイトルロゴとメインビジュアル
  • 公式サイト

大河ドラマは通常、放送の1年ほど前から順にキャストが発表されます。
『ジョン万』の場合、本格的な発表が始まるのは2027年に入ってからと見込まれます。

放送はいつ、どこで見られるか

放送予定は2028年1月から12月、NHK総合の日曜20時00分〜20時45分です。
これは大河ドラマの通常枠と同じで、変更は発表されていません。

放送済みの回を後から見る方法は、2027年の『逆賊の幕臣』と同じ仕組みになります。

  • NHK ONE(旧NHKプラス) — 放送中・放送後の一定期間の見逃し配信
  • NHKオンデマンド — 過去回をまとめて見る有料サービス
  • 一部の動画配信サービス経由でもNHKオンデマンドを契約できます

→ NHKオンデマンドの料金と大河ドラマの見方を解説

よくある質問

2028年の大河ドラマは何ですか

『ジョン万』です。主演は山﨑賢人さん、主人公はジョン万次郎(中濱万次郎)。
大河ドラマ第67作にあたり、2028年1月から12月の放送が予定されています。

「ジョン万」は何と読みますか

「ジョンまん」です。
ジョン万次郎の通称をそのままタイトルにしています。

ジョン万次郎はなぜ「ジョン」と呼ばれるのですか

漂流した万次郎を救助した米捕鯨船の名が「ジョン・ハウランド号」で、その船名にちなんだ呼び名です。

初回放送日はいつですか

まだ発表されていません。
大河ドラマは例年1月の第1週または第2週の日曜に始まります。

脚本は誰ですか

藤本有紀さんです。連続テレビ小説『ちりとてちん』『カムカムエヴリバディ』、大河ドラマ『平清盛』を手がけた脚本家で、大河は2作目になります。

2027年の大河ドラマとは関係がありますか

舞台の時代が続いています。2027年は幕臣・小栗忠順を主人公にした『逆賊の幕臣』で、こちらも幕末が舞台です。
小栗忠順とジョン万次郎は1860年の遣米使節にともに加わっており、2作を続けて見ると同じ出来事が両側から見えます。

撮影の舞台になるのはどこですか

発表されていません。
主人公の出身地である高知県土佐清水市は「ジョン万推進室」を設置して受け入れの準備を進めていますが、ロケ地の告知はまだ出ていません。


歴代の大河ドラマ全作品と、幕末を舞台にした作品の一覧もあります。

→ 歴代大河ドラマ一覧|第1作から最新作まで全作品

→ 幕末が舞台の大河ドラマ一覧|時代順に見どころを紹介


作品情報はNHKの制作発表(2026年4月9日)および各社報道をもとにまとめました(2026年8月26日確認)。

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