『逆賊の幕臣』の視聴率は、まだ1つも出ていません。
初回放送が2027年1月10日なので、当然といえば当然です。NHKもビデオリサーチも、放送前に見込みの数字を出すことはありません。
そこで、歴代大河の実績だけを使って機械的に計算しました。結論だけ先に書くと、期間平均(初回から最終回までの平均)は世帯視聴率で7.2〜9.4%、個人視聴率で4.1〜5.6%あたりが目安になります。
以下、その計算の中身と、放送が始まったら数字をどこで見ればいいのかを整理します。
いま発表されているのはここまで
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 初回放送 | 2027年1月10日(日)20:00〜20:45 |
| 放送期間 | 2027年1月〜12月 |
| 主演 | 松坂桃李(小栗忠順役) |
| 脚本 | 安達奈緒子(オリジナル脚本) |
| 全話数 | 未発表 |
| 視聴率 | 放送前のため無し |
視聴率は放送された番組を調べて出す数字なので、放送前に「予想視聴率」として公表されるものは存在しません。以下はすべて、過去の作品から計算した参考値です。
過去10作は「初回の約75%」に落ち着いている
大河の視聴率でいちばん話題になるのは初回ですが、初回の数字はその年の平均より高く出ます。直近10作で、初回と期間平均の関係を並べました。
| 放送年 | 作品 | 初回 | 期間平均 | 初回に対する比 |
|---|---|---|---|---|
| 2016年 | 真田丸 | 19.9% | 16.6% | 0.83 |
| 2017年 | おんな城主 直虎 | 16.9% | 12.8% | 0.76 |
| 2018年 | 西郷どん | 15.4% | 12.7% | 0.82 |
| 2019年 | いだてん〜東京オリムピック噺〜 | 15.5% | 8.2% | 0.53 |
| 2020年 | 麒麟がくる | 19.1% | 14.4% | 0.75 |
| 2021年 | 青天を衝け | 20.0% | 14.1% | 0.70 |
| 2022年 | 鎌倉殿の13人 | 17.3% | 12.7% | 0.73 |
| 2023年 | どうする家康 | 15.4% | 11.2% | 0.73 |
| 2024年 | 光る君へ | 12.7% | 10.7% | 0.84 |
| 2025年 | べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜 | 12.6% | 9.5% | 0.75 |
比の平均は0.75、最も低い年でも0.53、高い年で0.84です。
つまり『逆賊の幕臣』の初回視聴率が分かれば、その75%前後が最終的な期間平均の目安になります。
参考に、放送中の2026年『豊臣兄弟!』は初回が13.5%でした。同じ比率を当てはめると期間平均は10.1%前後になります(確定値は放送終了後に出ます)。
近年の下がり方から2027年を計算すると
もう1つの見方が、年ごとの下落幅をそのまま伸ばす方法です。
| 使ったデータ | 1年あたりの変化 | 2027年の計算値 |
|---|---|---|
| 直近10作(2016〜2025年) | -0.44ポイント | 9.4% |
| 直近5作(2021〜2025年) | -1.12ポイント | 7.2% |
直近5作だけを見ると下落が急で、10作まで広げるとゆるやかになります。どちらを取るかで2.3ポイント変わるので、7.2〜9.4%の幅で見ておくのが妥当です。
これはあくまで直線を引いただけの計算で、作品の中身は一切入っていません。下げ止まる年もあれば、前年を上回る年もあります。
個人視聴率ならいくつになるか
2020年度からは、世帯視聴率と並んで個人視聴率も公表されています。
| 放送年 | 作品 | 世帯 | 個人 | 個人÷世帯 |
|---|---|---|---|---|
| 2020年 | 麒麟がくる | 14.4% | 8.5% | 0.59 |
| 2021年 | 青天を衝け | 14.1% | 8.4% | 0.60 |
| 2022年 | 鎌倉殿の13人 | 12.7% | 7.6% | 0.60 |
| 2023年 | どうする家康 | 11.2% | 6.7% | 0.60 |
| 2024年 | 光る君へ | 10.7% | 6.2% | 0.58 |
| 2025年 | べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜 | 9.5% | 5.5% | 0.58 |
個人は世帯の0.58〜0.60倍で、6年間ほとんど動いていません。
さきほどの世帯7.2〜9.4%にこの比を掛けると、個人視聴率では4.1〜5.6%あたりになります。
ニュースで「大河の視聴率が過去最低」と書かれるときは、どちらの数字なのかを確かめてください。世帯と個人では見た目の水準がまるで違います。
※イラストと会話は、このサイトの案内役として人物の姿を借りたものです。実際の発言ではありません。
小栗忠順
ここに並ぶ数は、過ぎた作の実績から機械で割り出した見当だ。放送の前に予想の視聴率など、どこも出しはせぬ。それと、過去最低と書かれた記事を見たら、世帯の数か個人の数かを確かめることだ。同じ作でも、見た目の高さがまるで違う。
数字はいつ・どこで分かるのか
視聴率を調べて公表しているのはビデオリサーチで、放送の翌週には週間ランキングとして無料で公開されます(大型連休などで前後することがあります)。
- 週間のランキング: https://www.videor.co.jp/tvrating/
- 大河ドラマの歴代一覧: https://www.videor.co.jp/tvrating/past_tvrating/drama/03/nhk-1.html
スポーツ紙やニュースサイトが「初回◯%」と報じるのも、この数字が出どころです。関東地区の数字が引用されることが多いので、全国平均ではない点に注意してください。
視聴率だけでは測れなくなっている
ただし、視聴率が低いことと、その作品が見られていないことは同じではありません。
ここで扱った数字はいずれも、放送と同時に見た人だけを数えたリアルタイム視聴率です。録画で見た人も、配信で見た人も、まったく入っていません。
『逆賊の幕臣』も放送後に見逃し配信へ載る予定の作品です。配信で見た人がどれだけいても、この数字は1ポイントも動きません。近年の期間平均の下がり方を、作品の人気だけの話として読めないのはそのためです。
このページの更新について
初回が放送されたら、実際の数字に置き換えて各話の推移を載せます。それまでの間、ここに書かれた逆賊の幕臣の視聴率はすべて計算による見通しで、確定した数字ではありません。
出典
- ビデオリサーチ「NHK大河ドラマ 過去の視聴率」(NHK総合 日曜20:00〜/関東地区)(2026年8月25日確認)
https://www.videor.co.jp/tvrating/past_tvrating/drama/03/nhk-1.html - 初回放送日はスポーツニッポンの報道(2026年7月29日)