各話のあらすじは、まだ公表されていません。
『逆賊の幕臣』の初回放送は2027年1月10日(日)です。
各話の内容は放送に合わせて出てくるので、このページは放送が始まったら順に追記していきます。
いま分かるのは、物語の骨格です。
制作発表で語られたこと、発表済みの配役、そして主人公・小栗忠順の生涯——この3つを重ねると、どんな話になるのかはかなり見えてきます。
作品の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送開始 | 2027年1月10日(日) |
| 放送時間 | 日曜 20:00〜20:45(NHK総合) |
| 放送期間 | 2027年12月まで(予定) |
| 主演 | 松坂桃李(小栗忠順役) |
| 脚本 | 安達奈緒子 |
| 制作統括 | 勝田夏子、深川貴志 |
| 時代考証 | 岩下哲典、門松秀樹 |
| 大河ドラマ | 第66作 |
2027年は、小栗忠順の生誕200年にあたります。
どんな物語になるのか
制作発表で語られたのは、次の3点です。
① 幕臣の側から幕末を描く
制作統括は、幕府が近代化の種をまき、先進的な取り組みをしていたことが明らかになってきたと説明しています。
その舵取りをした小栗を中心に、これまで光が当たってこなかった幕府側を描く——というのが企画の趣旨です。
薩摩や長州から見た幕末ではなく、負けた側から見た幕末ということになります。
※イラストと会話は、このサイトの案内役として人物の姿を借りたものです。実際の発言ではありません。
小栗道子
これまで光の当たらなかった側から、ということでございますね。
小栗忠順
そうだ。薩摩や長州の側から見た幕末ではない。幕府が近代化の種をまいておったことが分かってきた、その舵取りをした者を中心に置くという趣旨だ。負けた側から見た幕末になる。
② 主人公は「天才でありながらチャーミング」
脚本の安達奈緒子さんは、忠順をこう表現しました。
その人物の目を通してもう一つの歴史を見ながら、いまの日本を考えていきたい、という趣旨の話をしています。
③ 重い悲劇ではなくエンターテインメント
主演の松坂桃李さんは「ワクワク感のあるエンターテインメントにしたい」と語りました。
逆賊として斬られる話でありながら、湿った悲劇にはしない。
そこが作りの軸になりそうです。
配役から見える「描かれる場面」
2026年10月9日の第8弾までに、32人の配役が発表されています。
誰が出るかは、どこが描かれるかとほぼ同じです。
| 発表された役 | 小栗との関係 | 描かれそうな時期 |
|---|---|---|
| 安積艮斎 | 小栗家の屋敷内にあった私塾「見山楼」の師 | 少年期(8歳から入門) |
| 小栗忠高 | 父 | 少年期〜家督相続まで |
| くに | 母 | 生涯 |
| みち | 妻 | 結婚(嘉永2年)以降 |
| 栗本鋤雲 | 見山楼で知り合った友人。のちフランスとの橋渡しをする | 少年期と製鉄所建設 |
| 徳川家慶 | 12代将軍 | 初登城のころ |
| 徳川家定 | 13代将軍 | 黒船来航の前後 |
| 徳川家茂 | 14代将軍。製鉄所建設案を承認した | 幕政の中心期 |
| 阿部正弘 | 黒船来航時の老中首座 | 開国の局面 |
| 徳川斉昭 | 水戸藩主 | 開国と将軍継嗣の争い |
| 井伊直弼 | 大老 | 安政の大獄・桜田門外の変 |
| 鳥居耀蔵 | 幕臣 | 天保〜安政期 |
| 勝海舟 | 恭順を説き、小栗と対立した幕臣 | 幕末全体〜江戸開城 |
| 朝比奈昌広 | 幕臣 | — |
| 駒井朝温 | 養子・忠道の実父 | 家族の物語 |
| 滝川具挙 | 小栗の隣人 | — |
| 三野村利左衛門 | 元は小栗家の奉公人。のちに三井の大番頭 | 最期と、遺族のその後 |
とくに注目したいのが最後の三野村利左衛門です。
小栗が権田村へ引きあげると決めたとき、三野村は千両箱を贈ってアメリカへの亡命を勧めました。
小栗はこれを断り、「婦女子が困窮することがあれば、その時は宜しく頼む」と言い残しています。
三野村はその約束を守り、明治10年に亡くなるまで小栗の遺族の面倒を見続けました。
この人物が配役されているということは、小栗の死で物語が終わらない可能性が高いということです。
史実でたどる物語の骨格
主人公の生涯は分かっています。
1年間の放送が、どのあたりを追うことになるのかの見取り図です。
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 文政10年(1827年) | 江戸の駿河台に生まれる。幼名は剛太郎 |
| 8歳 | 屋敷内の私塾「見山楼」に入門。栗本鋤雲と出会う |
| 天保14年(1843年) | 17歳で江戸城に初登城。徳川家慶に御目見え |
| 嘉永2年(1849年) | 道子と結婚 |
| 嘉永6年(1853年) | 黒船来航。異国船に対処する詰警備役につく |
| 安政2年(1855年) | 父が急死し、家督を相続。「又一」を称する |
| 万延元年(1860年) | 遣米使節の目付として渡米。地球を一周して帰国 |
| 文久3年(1863年) | 上野介に遷任。製鉄所建設案を提出し、徳川家茂が承認 |
| 慶応元年(1865年) | 横須賀製鉄所の建設が始まる |
| 慶応3年(1867年) | 日本初の株式会社にあたる兵庫商社を設立。大政奉還 |
| 慶応4年1月15日 | 御役御免。抗戦論が容れられず幕政を離れる |
| 同年1月28日 | 権田村への土着願書を提出 |
| 同年2月28日 | 江戸を出発。途中、大宮の普門院に参拝 |
| 同年3月1日 | 高崎を出て権田村へ |
| 同年閏4月6日 | 烏川の河原で斬首。享年42 |
罷免されてから斬られるまで、わずか3か月です。
最終盤の展開は速く、そして救いがありません。
結末はもう決まっている
大河ドラマとしては珍しく、結末に驚きがない作品になります。
小栗忠順は取り調べも受けないまま斬られる——これは史実として動かせません。
最期に、何か言い残すことはないかと問われた小栗は、こう答えたと伝えられます。
私自身には何もないが、母と妻と息子の許婚を逃がした。どうかこれら婦女子にはぜひ寛典を願いたい
妻の道子は身重のまま会津へ逃れ、閏4月29日に会津へ到着。
6月10日に女児を出産し、国子と名づけられました。
見どころは「どうなるか」ではなく「なぜそうなったか」にあります。
そこを描くために、脚本と時代考証にどれだけの手が入っているか——というのが、この作品の勝負どころになりそうです。
各話のあらすじについて
放送が始まったら、このページに各話の要点を追記します。
更新の予定は次のとおりです。
- 放送日の翌日までに、その回の要点を追加する
- 話数、放送日、その回で描かれた史実上の出来事をあわせて載せる
- ネタバレを避けたい人のために、各話の見出しだけで内容がわからないようにする
各話ごとの詳しいページも用意しています。
よくある質問
逆賊の幕臣のあらすじはもう出ていますか
各話のあらすじは、まだ公表されていません。
公表されているのは、幕臣の側から幕末を描くという企画の趣旨と、配役です。
全何話ですか
発表されていません。
放送期間は2027年1月10日から12月までの予定です。
どこから始まる話ですか
発表されていません。
ただし少年期の師である安積艮斎が配役されていることから、若いころから描かれる可能性があります。
主人公は最後どうなりますか
史実では、慶応4年閏4月6日に烏川の河原で斬首されています。
ドラマがどう描くかは、放送を待つことになります。
勝海舟との関係が描かれますか
勝海舟役として大沢たかおさんが発表されています。
史実では、江戸城の明け渡しをめぐって小栗と真逆の立場をとった人物です。
放送が始まったら、見逃した回の追いかけ方もまとめています。
制作発表の内容は2025年3月3日の報道によります(2026年8月24日確認)。